ETS2 1.35OpenBeta

どうも、け~えすです。

ATSで1.35EBの内容を書いたのですが、ETS2とATSだと基幹部分の内容が一緒なのでスルーしてました。 アプデ内容も公開されてなかったので、書ききれないって思ってましたしw

ETS2もOpenBetaに移行し公式情報も出ましたので、SCS公式ブログのETS2 1.35OBのアップデート記事(リンク)を元に解説していきます。
いつも通りですが、未検証・未確認の部分は内容を割愛しております。 コメントなどで情報を頂けると助かりますので、ご協力いただける方がいらっしゃればよろしくお願い申し上げます。




マップ関連

ドイツエリアのリビルド(2回目)


複数回の予定があるバニラ・GoingEASTエリアのリビルドの2回目が実装されました。
今回はエアフルトを中心とした合計2000km以上の道路の手直しと、一部都市のリビルドがなされております。

高速道路のジャンクション周辺道路の線形変更が大きなポイントでして、道幅が増えたりコーナーの角度(アール)が緩くなったりと、全体的に走りやすくなった印象です。

今回のドイツリビルドの内容や、今後のドイツリビルドの予定も載っているSCSブログの記事(リンク)があります。 動画もあるので、そちらも併せて見るとよくわかると思います。

サルディーニャ島の実装(イタリアDLC)


イタリアDLC向けのアップデートになりますが、ナポリかパレルモから渡れるサルディーニャ島が実装されました。 マップでもわかる通り、海岸線で結構線形が荒い所が多くみられ、片側1車線の比較平坦な道ですが、かなりハンドル操作が必要なクネクネ道になっているところがあります。

スイスやドイツ方面の山道と同じくらいの急カーブが連続するも、傾斜自体は比較的なだらかな面白い道になっております。

都市部もイタリアとはちょっと雰囲気の違った感じになっていました。 サッサリだったと思うのですが、道を横切るトラム(路面電車)の線路があるんですが、警報機が無いうえにトラムが普通に走って横切りますw 前のAIが止まらなかったら事後ってたと思いますwww

イタリアDLC所有者向けの無料アップデートなので、お持ちの方は是非行ってみてください。

フランス国内に2つの新規ルート(バニラ・フランスDLC)

フランス国内に2つの道路が新設されました。

左下側のA10からA6に抜けるルート(要フランスDLC)と、A6からN44に抜けるルート(バニラエリア)の2つが新設されております。

その他

MAP関連の大きな変更トピックは上記3つだと思うのですが、他にも改良が入っていて
・スカンジナビアDLCエリアの、道路標識の手直し
・スペシャルトランスポートの新規路線追加(バルト海DLCを含む7路線の追加)
があります。

トレーラー関連


自己所有トレーラーの種類の追加

シュワルツミューラーDLCとクローネDLCで追加されるトレーラーで自己所有可能になる物が追加されました。
スクショは割愛しますが、クローネのコンテナトレーラーや、シュワルツのログトレーラーも追加車両の中に入っております。

また、コンテナトレーラーの自己所有も可能になっております。 コンテナのダブルスもあるよ!

長さ調整可能なトレーラーの追加

ATSにも追加されていた、伸縮可能なコンテナトレーラーが追加されました。
荷物を積む前に全長の調整が可能になります。 対応可能なトレーラーをけん引してる時にF7を押すと、変更ボタンが有効化されています。

ダブルストレーラーのドイツ・オランダエリアの使用解禁

ダブルストレーラーをドイツ・オランダエリアのガレージに置く事が可能になり、貨物も取り扱い可能になりました。
元々全長25.25mまでのダブルスはドイツ地域などでは運用可能でして、ETS2でもそれに準拠する形になったそうです。

バルト海DLCで追加されたHCTは全長25.25m以上になるので、今回の解禁されたエリアでの使用は出来ません。

自己所有トレーラーの荷物がWoTrでも取り扱い開始

今までフレイトマーケットの貨物のみ取り扱い可能だったWoTrの外部契約ですが、カーゴマーケットの外部契約が追加されました。
自己所有トレーラーをけん引している時のみ解約可能で、荷受け時の速度制限などの使用は従来の外部契約と同じです。

その他

トレーラー関連のその他の変更点は以下の通り

・自己所有トレーラー用のトレーラーブラウザの追加実装
・シュワルツミューラーDLCのトレーラーのAIへの対応
・自己所有トレーラーのアクセサリやペイントの仕様のコピーが可能に

トラック関連

ワイパー動作関連の変更

今までのワイパー動作は、OFF~間欠(INT)~フル動作の3つだけだったのですが、本VerからOFF~間欠~Lo~HIの4段階に変更されました。

またワイパースイッチも変更になり、「ワイパーを1段戻す」スイッチが追加実装されてます。
通常のワイパースイッチのみを設定している場合は今まで通り、OFF~間欠~Lo~HI~OFFって感じでロータリースイッチみたいな動きになります。
ワイパーを1段戻すを設定した場合、ワイパーボタンを押すとOFF~間欠~Lo~HIと進みますが、HIからOFFには入りません。
ワイパーを1段戻すを3回押してOFFにしないと切れなくなりました。

トラックの電源ON/OFF機能の追加

 今までだとエンジンスタートボタンを押すと、トラックの電源が自動的に入りエンジンが掛かります。
今回「電気系統の始動/停止」(以後「始動/停止」)のスイッチが追加され、これを設定するとこのボタンを押してから出ないとエンジンスタートボタンが使えないようになりました。
「始動/停止」にボタンを割り当てない場合は、従来通りの使い方になります。

この機能と関係するオプションで、「エンジンと電気系統を自動的に始動」(以後「自動的に始動」)があります。 これをONにしておくと、アクセルを踏むだけでエンジンが掛かるので、使っている人も多いと思います。
この機能をONにしたままで「始動/開始」を割り当てると、少々面倒な状態になります。

・「始動/停止」を設定し、「自動的に始動」を使わない場合
1.「始動/停止」のボタンを押して電源ON、その後スターターボタンでエンジンON
2.この状態でわざとエンストする。エンスト後は電源はONの状態を維持する。
3.エンジンスタートボタンでエンジンを掛ける。
特に問題のない状態ですね。

・「始動/停止」と「自動的に始動」の両方を設定している場合
1.「始動/停止」のボタンを押して電源ON、その後スターターボタンでエンジンON
2.この状態でわざとエンストする。エンスト後は電源が自動的にOFFになる。
3.エンジンスタートボタンを押しても、電源がOFF状態なので始動できない。
となります。

また、両方設定している状態だと電源ON/OFFの状態に関わらず、アクセルを踏むとエンジンが自動的に掛かってしまいます。
実車のキーシリンダーをお使いの人だと、シリンダーのスイッチの位置に関わらず電源ONになってしまうため、色々と面倒な事になります。
実車キーシリンダーをお使いの人は、「自動的に始動」を使わないようにするとキーシリンダー側できちんとコントロールできると思います。

その他

・トラックのパーツやペイントジョブの仕様を、別の車両にそっくりコピーできる機能が追加実装。
詳しくはこの記事(リンク)の「トラック・トレーラーマネージャーに「仕様をコピー」が追加」の項目をお読みください。

UIやシステム関連

DirectX11に(実験的な)対応

1.35からDirectX11が使えるようになりました。 本Verでは「Experimental DX11 support(実験的なDX11のサポート)と書かれており、正式対応ではありません。
使い方は、config.cfg(profileフォルダの中の方ではなく、マイドキュメントのETS2フォルダ直下の方)にあるr_device "dx9"をr_device "dx11"に変更すればOKです。

DX11にすることでグラフィックの負荷が軽くなるケースが多いと思います。 自分もレンダリングスケールを100%から150%に上げて配信してますが、以前よりも60FPSが出る時間が増えています。 全体的に負荷が軽くなっている印象です。

但し、すべての人が正常にDX11を使えるわけではないみたいで、一部の人はDX11で起動が出来ないとか、フルスクリーン時にAlt+Tabでフォーカス切替をするとゲームが落ちたりします。

SCS側も「実験的な対応」としており、バグレポートのフィードバックを続けていって今後正式対応する予定なので、今使えない人も暫くすれば使えるようになると思います。

ガレージをオンライン購入出来るようになった

今まではガレージを購入する際は、自分でトラックに乗ってそのガレージまで出向く必要があったのですが、1.35からはオンラインで購入できるようになりました。
ただ初期状態ではオンライン購入のボタンが押せない状態でして、何個か自力でガレージを購入した後にこの機能が解放されるようです。

この機能の最大の利点は、「自分がまだ行っていない都市のガレージも購入可能」になる事です。
この機能が解放されているのであれば、1.35で実装されたサルディーニャ島に上陸していない状態でも、サルディーニャ島内のガレージを購入する事が出来ます。

推測ですが、次期マップDLCの黒海DLCが陸続きで、GoingEASTかイタリアDLCが無いと飛び地になる可能性がありまして、その辺の対応としてこれが実装されたんじゃないかって話も聞きました。 真相は解りませんがw

緊急給油の実装

荷物を運んでいる時のガス欠・・・ 経験された方も多いと思います。
ガス欠状態になったら、サービスに飛べば100L程度の給油を自動的に受けれました。
ただ、WoTrの貨物を運搬中にサービスに飛ぶと、WoTrに荷物は自動的に解除されてしまいます。

今回の緊急給油は、ガス欠状態でF7キーを押すと「緊急給油」ボタンが押せるようになります。 これを押すとその場に燃料を持ってきてくれます。 概ね「30分待ち・50L程度の給油・数百ユーロの支払い」が自動的に行われます。

緊急給油はその場で行ってくれるので、WoTrの荷物を曳いててもキャンセルにはなりません。 地味に便利!

ワールドマップの国名・都市名の翻訳表示方法の追加

以前ワールドマップの国名・都市名の翻訳機能が追加されましたが、本Verでは「マップに予備の国名/都市名を表示する」スイッチが追加されました。

元の都市名翻訳をOFFにして予備の方をONにすると、国名や都市名は英語(もしくは現地語)で表記され、その下にゲームの設定言語にて翻訳されたものが少し小さく表示されます。
両方ともONの場合は、翻訳されたものが上に表示され、元言語で書かれた国名・都市名がその下にやや小さく表示されるようになりました。

都市名の翻訳をしたらGoToで使う英語表記が解らなくなる、け~えすみたいな人も安心できる機能追加になりましたw

ジョブマップに国名の表示が追加

ワールドマップでは国名・都市名が表示されてましたが、ジョブマップ(フレイトマーケット等で仕事を選ぶ際に、左側に出ていたルートマップ)にも国名が表示されるようになりました。
翻訳機能については同じ設定が適応されるようです。
すみません、「以前からジョブマップに国名が表示されているよ」と指摘を頂きました。 取り下げます、すみませんでした。

その他

 UIやシステム関連の更新内容が多いので、残りは簡単に説明します。

・従業員の最大雇用人数の増大
・Razerの「Razer chroma(RPG)」のサポート
・Steamコントローラーの正式サポート 
・USBコントローラーのホットスワップに対応
・Linux向けのフォースフィードバック機能の改善
・キャビンサスペンションの改善
・「トレーラーの安定性」(g_trailer_stability )と「サスペンションの硬さ」 (g_suspension_stiffness)をゲーム内でスライダーにて調整が可能に。

・tobii eye tracker 4cの正式サポート
コメントで以下の情報を頂きました。
tobii eye tracker 4c正式対応に惹かれてOpen-Betaを試してみました。
頭の前後運動を検知するようになって、前に乗り出して横の道の先をのぞき込むことが出来るので良いです。FacetracknoIRでは出来ていたので、tobiiの方でもずっとほしかったのです!
ヨーやピッチに対応している事は知ってたんですが、正式対応でX軸やY軸のいわゆる三次元軸に対する実装が行われたようです。 なのでTrackIRと同等の動きが可能になってます。 TrackIRより安いので、選択肢としてはアリじゃないかと思います。
日本のアマゾンでもtobiiの正規品(リンク)が販売されるようになりましたし。


解説として以上となります。
MOD関連の記述があるのですが、そちらの方は知識が足りず満足な解説が出来ないと思いましてすべて省略させていただきました。 お許しください。

一応ほとんどの機能を1.35EBや同OBでチェックしておりますが、記載ミスや翻訳ミスがありましたらコメントでご連絡くださいませ。

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