ETS2 オプション(設定)の解説 その3-1 ゲームプレイ 前編

どうも、け~えすです。

設定解説の第3弾、ゲームプレイ編の前編です。 内容が多すぎたので2つに分けてます。

ご注意
この記事はETS2 Ver1.34の時に書かれたものです、本バージョン以外では項目の増減や内容の変更があるかもしれません。またATSも基本的には一緒ですが、一部違うものがあるかもしれません。 
以上ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

2019/02/16追記
「トランスミッションの方式」の「シーケンシャル」の項目を訂正しました。 クラッチ操作は不要でした。


GAMEPLAY

DESKTOP BACKGROUND THEME

デスクトップ背景テーマをランダムにする

自分が所有している背景テーマをランダムに表示させるスイッチです。 一定時間で自動的に切り替わっていきます。

デスクトップのフェードアウト遅延

ここで設定された秒数の間に、キーボードやマウス、コントローラーの操作を一切行わなかった場合、メニュー画面の項目が消えて背景テーマのみ表示されるようになります。

GAME SETTINGS

疲労の表現

時間か経過すると蓄積されていく「疲労」をON/OFFするスイッチです。 通常は疲労値が溜まると「あくび」が出始め、そのまま走行していると過労運転で交通違反の処理をされます。 また、画面が暗転して前が見えなくなる事も出てきます。(居眠り運転の再現)
OFFにすると上記の動作が一切なくなり、長距離の一気走りも出来るようになります。
マルチプレイでは内部的にこのスイッチがOFFになってます。

交通違反

これをOFFにすると交通違反の検挙がされなくなります。

お好みの配送距離

スライダーが左に行くほど短距離の荷物が出やすくなります。 右に寄せると長距離が出やすくなります。 あくまで「出やすくなる」だけで、右に一杯振っても短距離貨物は出ます。

ルートアドバイザー スピードリミット

F3で表示される「ルートアドバイザ」やトラックのナビに表示される地図の中に、今走っている道路の制限速度の表示をするかどうかのスイッチです。 
地図の左下の紅白の丸に数字が書いているのが制限速度表示です。サービス工場や荷受け先などの敷地内では表示されません。
非表示・トラック用リミット表示・乗用車用リミット表示の3つから選べます。

ルートアドバイザーの速度警告表示

ルートアドバイザの左上に速度表示があり、制限速度を超えると徐々に赤くなっていき、5km/h以上の速度超過の場合は真っ赤になります。 この表示のON/OFFが設定できます。

オートパーキングダイアログ

納品先に到着し、停車場所の近くに行くと自動的に表示される「オートパーキング」の
ダイアログの表示をON/OFFできます。
このダイアログはルートアドバイザを消していても強制的に表示されるので、鬱陶しい人はここでOFFにすると出てこなくなります。

ルートアドバイザーの非表示を保存

これをONにすると、F3を押して手動でルートアドバイザーを表示させない限り、いかなる状況でもルートアドバイザーをポップアップさせないようになります。
設定で表示を抑止出来ない物(サービス工場や料金所のアイコン等)も含めてすべてポップアップされなくなるので注意が必要です。

重量貨物 警告メッセージ

スペシャルトランスポートDLCの貨物を受ける際に表示される警告ダイアログ(今のトラックの馬力などが表示される)の表示をON/OFFするスイッチです。

マップ配置

SCSの公式なアナウンスではないのですが、SCS公式フォーラム内で以下のコメントを見つけました。

Always North: like spinning spherical globe

Locked North: the North is locked for the position you are in the map, but the panning looks planar
(Locked Northは当時のゲーム内表記で、現在のゲーム内表記はNorth Lockedとなっています。)

(SCS General Discussion Threadの1420ページ(リンク)にあるTarso氏のコメントを引用)
これと、ツイッターで頂いた情報を併せまして、以下の動作ではないかと推測しました。
(説明の都合上、設定にある項目の順番と違ってますがお許しください。)

フラット(Flat)
ETS2の1.28以前のMAP表記方法。 地図を平面表記(二次元表記)する。

進行方向が上(Always North)
ETS2の1.30で採用された新方式のMAP表記。 「フラット」とは違う地図の表記補正を掛けている。
球体表記(地球儀)を再現するような感じになっており、マップ移動も球体を回すかのような動きになります。

北が上(North Lockd)
「進行方向が上」と表記方式は一緒ですが、マップ移動は平面移動するような挙動に変更しています。 

補足
地球は球体ですので、平面に地図を書こうとするとどこかで必ずゆがみが出ます。 それを補正するために「メルカトル図法」とか「ヴィンケル図法」などが使われるそうです。
多分フラットと他2つでその図法が違っているんだと思います。

ナビゲーションを表示

ワールドマップとジョブマップ(フレイトマーケット等の荷受け画面の地図)のナビゲーション表示のON/OFFです。
表示・非表示・ワールドマップのみ表示・ジョブマップのみ表示の4つの設定があります。
ワールドマップとルートアドバイザー&トラックのナビは連動しているので、ワールドマップのナビゲーションを非表示にするとルートアドバイザーやトラックのナビもナビゲーション表示が出なくなります。 手持ちの地図とか道路標識等で自力走行したい人はこの設定をOFFにするといいかもしれません。

ナビゲーションモード

最適・最短・下道の3つのモードがあります。 「最短」は総走行距離が一番短いルートを選択し、「下道」は可能な限り高速(有料道路)を使わないルートの選択、最適は出来るだけ高速を使うルート選択になっていると思います。

駐車の難易度

荷下ろし先の駐車場所の選択をどうするかを設定します。
毎回選択する:荷受け先の入り口で、駐車場所を選択する
安全な駐車:常に「安全な駐車」を自動的に選択する
高度な駐車:常に「高度な駐車」を選択するが、貨物設定で高度な駐車が無い貨物は
安全な駐車が選択される。
ランダムに選択する:安全or高度を毎回ランダムに設定される。

ランダム道路イベント

事故や道路工事などの車線又は路肩規制のイベントの発生率を設定できます。 一番左にすると発生しなくなります。

降水確率

雨が降る確率を設定します。 一番左にすると常に雨が降らない状態を維持できます。

タイムゾーン

地域別のタイムゾーンを有効にするかどうかを設定します。 
無効:タイムゾーンによる時差修正を行わない
時刻のみ:タイムゾーンによる時差修正を行う。
詳細情報:時差修正を行い、現在位置のタイムゾーン名をメニュー画面左上の時刻
表示部分に表示する。 貨物運搬時にルートアドバイザー下部に出てくる
到着予定時刻にもタイムゾーン名が表示される。

ゲームはイギリス・ロシア(バルトDLCエリア)・その他(EUエリア)の3つのタイムゾーンが設定されており、それぞれのエリアを跨ぐとタイムゾーンによる時差を修正します。

しっかりとした資料は無いのですが、ゲーム内で採用されているタイムゾーンは
EU本土(標準時間):時差無し・イギリス :-1時間・バルトDLC:+1時間
となっているみたいです。
(リアルならイギリスが世界標準時で、EUが+1時間、バルトDLCが+2時間の計算になります。)

しかし、本来ならもっと細かいタイムゾーン(時差)が設定されているようなのですが、これについては今後のアップデートで対応される可能性が高いそうです。

カットシーンの表示

ガレージを購入したりアップグレードした時や、車の購入時等にに表示されるムービーのON/OFFを設定します。

マウス軸反転

ゲーム内でマウスを動かす際、上下左右をすべて逆転させる設定です。

TRUCK SETTINGS

トランスミッションの方式

以下の4つの方式から選択できます。
シンプルオートマチック
オートマですが、前進・バックのギヤ選択が不要で、アクセルを踏むと前に進み、停車状態でブレーキを再度踏むとバックします。

リアルオートマチック
前進・バックのギアポジションの選択が必要になります。 シンプルATみたいにブレーキでバックする事もありません。

シーケンシャル
クラッチ操作の必要なマニュアルミッションになります。 オートマチックミッションで、ギアチェンジは手動になります。 クラッチ操作は必要ありません。
ギアチェンジはギアを上げる・下げるの選択が必要になります。 ニュートラルに戻す選択もあります。 リバースに入れる場合は、ニュートラルからシフトダウンする必要があります。

Hシフター
一般的なマニュアルトランスミッションの操作になります。 ギアチェンジにはクラッチ操作が必要です。基本6速+バックギアのポジションが必要になり、ゲーム内で6速以上のミッションを選択している場合、レンジとスプリッターのスイッチも必要になります。

自動センタリング(キーボードまたはゲームパッドのみ)

ハンコンやアナログスティック以外の物でハンドル操作をする場合、その方向にボタンorレバーを押し続けると最大角までハンドルが切り続けられます。 それを離すと自動的にハンドルがセンターに戻るようになっていますが、これをOFFにするとボタンorレバーを離すとその位置にハンドルが固定されます。 直進する場合は自分で逆方向に戻す必要があります。

ブレーキの効きの強さ

ブレーキの動作の強さを設定できます。 フットブレーキの事を指しており、リターダーや排気ブレーキの強弱には影響しません。

トレーラーの安定性

コーナリング時の遠心力等に影響し、右方向は安定性が増し、左方向は安定性が減少します。 一番右にしても、むちゃな速度でのコーナリングは転倒しますのでご注意をw

この項目はトレーラーにのみ影響を与え、最近追加された「トラックスタビリティ」とは違うものです。 トラックスタビリティはコンフィグ又はコンソールにて手動で設定を変更する必要があります。

アドバンスド トレーラーカップリング

トラック側のカプラーとトレーラー側のキングピンにコリジョンを与え、正確な位置に併せないと接続できないようになります。 OFFにする専用のコリジョンが無くなり、ある程度に位置に近づけば接続可能になります。

事故や地形の関係でカプラーとキングピンの位置が合わないときはOFFにすると無理やり接続が可能になったりします。

また、カップリングに非対応なMODトラックやトレーラーを使っている場合、これをOFFにしないと接続できない事もあります。

トレーラーケーブル

トラックとトレーラー(ダブルス以上の場合はそれぞれのトレーラー間)にトレーラーケーブルを表示するかどうかの設定です。

なし
トレーラーケーブルを一切表示しません。

プレイヤーの一台目のトレーラーのみ
自分のトラックとトレーラーの先頭のみケーブルを表示。 ダブルスorトリプルトレーラーの場合はトレーラーとトレーラーの間のケーブルは非表示。

プレイヤーのトレーラー
自分のトラックとすべてのトレーラーのケーブルを表示

プレイヤー &トラフィックトレーラー
自分のトラックとすべてのトレーラーのケーブルを表示し、さらにAIトラックのケーブルも表示する。

自分だけなら大丈夫ですが、AIまでケーブルを表示させると、環境によってはFPSが落ちる原因になりますので、設定には気を付けてください。

スピードリミッター

ONの場合はその道路の最高速度に関わらず、トラックの最高速度が90Km/hに設定されます。 OFFにするとリミッターは解除されます。
但し外部契約の貨物はこの項目の設定に関わらず90km/hのリミッターが常時入ります。

自動リターダー(補助ブレーキ)

ONの場合はブレーキを踏んだ際に、自動的にリターダーブレーキが効くようになります。
リターダーの解説についてはWikipediaさんに丸投げしますw(リンク
常に最大のリターダーブレーキが効くようになるので、「ブレーキの効きの強さ」の項目と併せてトータルバランスを考えないと、ブレーキが効きすぎる状態になる可能性がありますのでご注意ください。

自動エンジンブレーキ

 ONの場合リターダーと同様に、ブレーキを踏むと自動的にエンジンブレーキ(排気ブレーキ)が効くようになります。 排気ブレーキの解説はWikipediaさんにw(リンク
こちらもリターダー同様に最大の効きになりますが、排気ブレーキはエンジンの回転数が高くないと効きが悪くなるので注意が必要です。

エンジンと電気系統を自動的に始動

エンジンのON/OFFボタンとは別に、アクセルを踏むと自動的にエンジンが掛かるようになります。

自動的にパーキングブレーキを掛ける

ゲームを開始した際やクイックトラベル、サービスにけん引された時に、操作画面に戻った際に強制的にパーキングブレーキを掛けるスイッチです。 毎回パーキングをOFFにする手間が増えるので、鬱陶しい人はOFFにするといいかもしれません。

リフトアクスルを自動的に下げる

トラックとトレーラーを接続した場合、リフトアクスル(3軸以上のシャシーに設定されている)車でタイヤを上げている場合、自動的にタイヤを設置させる設定です。

この設定ですが、以下の条件を満たさないと動作しません。
・接続するトレーラーの重量が15トンを超えること。
・タグリフト(3軸の場合は一番後ろの軸がリフトする物)である事。

このため、真ん中の軸が上下するミッドリフトの車両だったり、軽い荷物のトレーラーや空荷の自社トレーラーを接続してもタイヤは下がりません。

エアブレーキシミュレーション

これをONにすると、エアブレーキのエア圧を監視し、低圧の場合は警告ブザーが鳴ってブレーキが効いた状態になり走行が出来なくなります。

これは実際のエアブレーキのトラックにも実装されている物で、狭い場所で何度もブレーキを踏んでいたり、長時間エンジンを掛けずに放置しているとエアブレーキ用のエアタンクの内圧が下がり、規定されたエア圧を割り込むと自動的にブレーキが掛かります。

これを解除するためには、エンジンをかけた状態のままで放置し、エアタンクの内圧を上げる必要があります。
エンジンの回転数を上げると、若干ですが回復が早くなります。

OFFにするとシミュレーションされないので、エア圧の警告が出てもブザーもなりませんし走行も可能です。

現実的な燃料消費

OFFの場合はゲーム内で設定された燃費で走行することなります。
ONの場合はアクセル開度・速度・ギアによって燃料消費が変わります。
大抵の場合はOFFの方が燃費がいいので、自分の場合は基本ONで走っておいて、燃料の入れ忘れとかでスタンドまで持たないときはOFFにして走ってたりします。

クルーズコントロール グリッドステップ(増減量)

クルコンを設定した後に、設定速度の増減をする際の速度量を設定します。
ボタンを1回押す毎に、1・2・5Km/h(またはmph)の増減を行います。

スマートクルーズコントロール

クルコンを動作させている時に、地形の変化(上り坂など)で速度が上下した際に、速度調整をするかどうかの設定です。
「無効」の場合は速度調整を行いません。(アクセルをさらに踏み込んだり、ブレーキを掛けたりしない)
「許容範囲0km」は速度が1km/hでも変化したら、設定速度になるようにアクセル・ブレーキを自動的に操作します。
「許容範囲5km/h・10km/h」は、設定速度から5km/h・10km/hの中であれば調整せず、それらを超えた際に速度調整の動作を行います。

ウインカーを自動的に消灯

ウインカーを点灯し、その方向にハンドルを切った後に元に戻ると自動的にウインカーをOFFにする設定です。

動作角度はDEFファイル内で設定されており、その数値を超えた角度でハンドルを切った後にハンドルをほぼ0度まで戻さないとウインカーはOFFになりません。
また、逆方向にハンドルを切ってもOFFにはなりません。

設定角度が結構大きいため、自分の場合はハンドルを90度あたりまで切らないとOFFにならないのが辛いです。 ラウンドアバウトとかだと高確率でウインカーが付いたままになります。

キャビンアクセサリーの物理演算

車内の小物(窓に付ける小旗とか、ダッシュボードの置物)の物理演算のON/OFFの設定です。
物理演算が設定されているアクセサリを置いていた場合、ONにすると揺れたりします。
逆に、物理演算が設定されていない小物の場合、ONにしても一切揺れません。


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長くなったので分けます。 後編はこちら

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