ETS2 工芸連合の思い出 神龍帝工芸社編

どうも、け~えすです。
工芸連合シリーズの最終回、「神龍帝工芸社」をお送りいたします。



お願い
・本記事で取り上げるMODは2016年12月末に公開を終了しております。 現在配布されておりません。
・文中で神龍帝さんが限定公開されているMODに言及しておりますが、このMODは親しい方限定で配布されている特別Verであり、一般公開する予定は無いとの事です。 問い合わせ等もご遠慮ください。

神龍帝工芸社 「飛翔丸」



飛翔丸公開まで

工芸連合の中では最後にMODを公開した神龍帝さんですが、実は公開の半年前ぐらいに初めてBlenderを使い始めたとの事です。 
それまで一切3Dモデルツールとか触った事は無く、MOD作成やゲームの改造なども一切した事が無い、本当の「素人が1から始めます」状態だったそうです。

 そのBlenderを使い始めたきっかけがYUTAKAさんだったそうで、鷲神丸をBlenderで触っている様子をツイッターで上げていた所、YUTAKAさんが「自分で一から作るのも面白いよ」と投げかけられ(神龍帝さん曰く「YUTAKAさんが煽ってきたw」)、それがMOD作成の始まりだったそうです。

 その後独学で色々と勉強し、YUTAKAさんやしのさん、工芸連合以外の日本人Modderさんと色々と情報共有を行っていった結果、制作開始から半年後に単車MODの形で最初のMODが公開されました。

とにかくチャレンジ!

神龍帝さんの単車MOD公開の時には、すでにYUTAKAさんの鷲神丸はほぼ完成の域に達しており、しのさんのMOD群もひとつの形になってました。

 神龍帝さんも単車MODを公開した後の目標を「デコトラ」に定め、飛翔丸の形が出来上がってきます。

 デコトラ+単車で完成かと思いきや、その後は「ダンプ」と「平ボディ」を追加。 さらにはAIカーMODも並行して制作し始めます。
半年前に初めてMODを作ろうと思った人の開発スピードとは正直思えない早さですよね。

 私の想像なんですが、神龍帝さんのMOD作成の根底には、師匠格であるYUTAKAさんに「すげーの作ったね!」と驚かせたいって思いが大きかったんじゃないのかなと思うんですよ。
 それがモチベーションに繋がり、ただデコトラMODを作るだけじゃなく、短期間にいろんなバリエーション(ダンプ・平ボディ)や別方面(AI作成・インテリア)の作成にチャレンジするきっかけになったんじゃないかと想像してます。

神龍帝ならではのこだわり

師匠譲りのこだわり 師匠と違うこだわり
 鷲神丸と比べてみると良く解るのですが、YUTAKAさんとは違ったアプローチでのこだわりが、このMODの随所に表れております。
 例えばテールランプを例に取って説明すると、
・YUTAKAさんの場合は、テールランプのコンビネーションやテールランプの長さのバリエーションを細かく設定し、ユーザーが組み合わせによっていろんな造形が出来るようにした。
・神龍帝さんの場合は、テールランプの形状を複数用意し、見た目の変化を解りやすく増やした。

 フロントバンパーやシートキャリアなんかもそうでして、レトロ調のキャリア(トラック野郎一番星風)もあれば、最近でもよく見るタイプの物まで揃っており、バンパーもキャディ・船型・ラッセル・同戻し・純正風前出しなどなど、見た目の全く違う物が入っております。

 師匠との違いを打ち出しているだけに見えますが、YUTAKAさんと同じようにこだわったパーツもあります。 サイドマーカーです。
色を5種類用意した上に、電球・LEDと別に用意して、さらに点灯・消灯・点滅のバリエーションも入れてます。 点滅間隔を複数用意しており、全部合わせると100種類近くになっておりますw
 うん、やっぱYUTAKAさんのお弟子さんだわw


AIもやりましょう!
 デコトラMODの制作と並行して、AIカーMODも作成を開始されてます。
 神龍帝の名前を名乗る前は、「一番星」と名乗られてたほどトラック野郎一番星が大好きだったようで、AIカーMODに一番星号を入れちゃうぐらいでした。
 どちらが先にあったのかは解らないのですが、AIカーで使われている一番星用の飾りも飛翔丸に入っており、自力で一番星やジョナサンが作れます。(若干の改造が必要かも・・・)
 
(上記2点は、焼津の半次さん撮影分 一番星がAIで、ジョナサンが自車両です。)

内装もやります!
 デコトラMOD制作の場合一番力を入れるのは外装なんですが、神龍帝さんは内装にも色々と手を入れてきました。
 ちょっとびっくりしたのは「和室」ですね、ベット部分のカーテンの替わりにふすまを付けてきました。
 80~90年代に流行した「シャンデリア」や、最近のトラックには標準装備となりつつある「バックアイ」もパッケージされてます。
 

バックアイに関しては、専用ミラーとバックカメラのパーツを付けた上でF2キーで表示させるミラーをバックアイに表示させて疑似バックモニターとして使えるようになっております。 箱車専用のWモニターにすると、SSのように上からの様子も同時に映るようになってます。

飛翔丸公開終了後の神龍帝さん

デコトラ&AIカーMODを一気に作成・公開まで駆け抜けた神龍帝さんですが、昨年末での公開終了を決断します。
 しかし公開終了を発表後も少しずつ改良を加え、公開終了の1週間程前まで更新を続けられました。
 
 現在すべてのMODの一般公開は終了し、飛翔丸の後継MODとAIカーMODを限定公開されているそうです。
 特にAIカーの作成がすごい楽しく感じてられるそうで、国とか車種とか一切気にせず「自分が欲しいAIカーをどんどん作って行きたい。」とおっしゃっておられました。

 さまざまな理由もあって現在限定公開中のMODの一般公開は予定されていないようです。
 主な理由として、「ユーザーさんのサポートを行うだけの余裕が無くなったんです。 一人でやってるのでそこまで時間が割けなくなったので、規模を縮小する必要がありました。」との御回答を頂きました。

 色々とこぼれ話も聞かせて頂けたのですが、本当にユーザーサポート関連は大変だったようでして、大変なご苦労があったと思います。
 それでもこれだけのMODを公開してくれた事には本当に感謝の気持ちしかありません。

あとがき的な何か

今回記事を書くにあたり、神龍帝さんご本人に色々とお話を聞く機会を作って頂きました。
お忙しい所ご対応いただき、本当にありがとうございました。

 今回改めて飛翔丸をイジってみたのですが、Blender使用歴1年未満の人がここまでの物が作れるのかと改めて驚きました。 本当にすごいですよ。
(都合3回ほど「Blenderのセットアップで挫折」した誰かさんとは大違いですw)

 それといい意味で、他のModderさんの領域と被らせないパーツ作りを行われてたんだなと思いました。

 色んな事情で一般公開は出来なくなりましたが、今後もMOD作成が続けて行かれるって事は個人的には嬉しい事です。
 アイデアと気力が続く限り、頑張って作って頂きたいと思います。

ここからは、神龍帝さんと飛翔丸ユーザーさんのSSを貼って行きますねー

 

 

 

 

 
 (以上 神龍帝さん撮影分)
                                                           
 
 (以上 QKG@弟ニキさん撮影分)
                                                           
 

 

 
 (以上 焼津の半次さん撮影分)
                                                          
 

 
(以上 け~えす撮影分)


最後になりましたが、記事作成に全面協力頂きました神龍帝さんと、SSでご協力頂いた飛翔丸ユーザーの皆様にお礼申し上げます。 ありがとうございました。

工芸連合 YUTAKA工芸編は こちら
工芸連合 しの工芸編は こちら


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