2019/04/13追記
記事内で紹介している「SII_Decrypt」がプロジェクト中止となり、ソフトのダウンロードが出来なくなりました。
リポジトリ等も削除され、通常の手段では入手が出来ない状況になっております。
記事としては残しておきますが、この手順でのプロファイルの複製は出来ない事をあらかじめご了承くださいませ。
どうも、け~えすです。
新年も明けてしまいましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。
今回のネタは、ETS2のプロファイル(セーブデータ)を丸ごと複製する方法です。
ちなみに「プロファイルって何?」って人もいると思いますが、今回の場合はETS2起動時に選択するプロファイルの事を指します。
この記事では、け~えすがマルチプレイ専用で使っている「Kusana[JPN]」のプロファイルを複製して行く手順を書いていきます。
手順その1:元になるプロファイルを決める。
ETS2のセーブデータなどは、デフォルトであれば「マイドキュメント¥Euro Truck Simulator 2\profiles」に置かれているはずです。
ですが、プロファイル名がそのまま置かれてる訳ではなく、任意の文字列になってしまってます。
これだとどれがどれだか解らなくなるので、目的のプロファイルで一度ETS2をPlayして終了させます。
そうすると「更新日時」が新しい物に変わるので、これを目印とします。
そのフォルダを開いて、「profile.sii」を別のフォルダにコピーしておきましょう。
手順その2:profile.siiをテキストエディタで開こう
先程コピーしたprofile.siiですが、設定ファイルなので通常であればテキストエディタで開くことが出来るのですが、暗号化されているのか普通では開けません。
その為にSavegame decrypterと言うツールが公開されているのですが、なぜかそのままだと正常に変換されないのです。
Savegame decrypterが公開されているページ(
「Sniper」氏の書き込みにSII Decryptのダウンロードリンクがありますので、このSII DecryptをDLして下さい。
DLして解凍したら、SII_Decrypt.exeが出てくるはずです。 このEXEと先程コピーした
profile.siiを任意のフォルダに置きます(念のためフォルダ名に2バイト文字を使用しない方が良いです。)
以上の準備が出来たら、profile.siiをSII_Decrypt.exeにドロップしてください。
一瞬コマンドプロンプトの黒い画面が出て消えるはずです。 これでOKです。
さっきドロップしたprofile.siiをテキストエディタで開いてみてください。
文字化けとかせずに読める状態になると思います。 これで変換手順は終了です。
手順その3:新しいプロファイルを作る。
ETS2を起動し、新しくプロファイルを作りましょう。
プロファイル名はSingle 後は適当に決めてます。
この後コントローラーの設定はスキップし、適当に本拠地を決めて最初の配送まで進めます。
トラックが表示されたら一旦終了させます。
手順その4:新しいプロファイルにセーブデータをコピーする。
赤線が引いてあるのが新しく作られた「Single」のプロファイル用フォルダです。
そして、一番上にあるフォルダが、コピー元である「Kusana[JPN]」のフォルダになります。
Kusana[JPN]のフォルダを開き、その中身をすべてSingleのフォルダに上書きコピーします。
コピーが終われば、手順2で変換処理をしたprofile.siiをSingleのフォルダに上書きコピーしましょう。
手順その5:profile.siiを修正しよう。
その4でコピーしたprofile.siiをテキストエディタで開きます。
開いたら一番下までスクロールさせて下さい。
最下部から数行上に「profile_name:」の記述があるはずです。
ダブルクォーテーションで囲まれた所がプロファイル名になるのですが、コピー元の
「Kusana[JPN]」になってますよね?
ここをSingleに変更して上書き保存をします。これですべての作業が終了です。
この後ETS2を起動してSingleのプロファイルを選択してみてください。
コピー元のプロファイルと同一のセーブデータで動いているはずです。
ちなみに、手順その3でプロフィールを色々と決めてましたが、すべてコピー元のプロフィールになってしまいます。 ご注意ください。
簡単な解説
プロファイルデータをそのままコピーしても、profile.siiの「profile_name:」に書かれているプロファイル名と異なるため、ETS2が不正データと判断してプロファイルを表示させません。
その為にprofile.siiを修正する必要があり、SII_Decrypt.exeを使う必要がありました。
それと、profile.siiは暗号化されていない状態でも読み込まれますが、ゲーム終了時に自動的に暗号化されます。 なのでプロファイル名変更後に再暗号化する必要はありません。
以上でプロファイルの複製手順の説明を終了します。
あまり使いどころが無いネタですが、参考になれば幸いです。
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