ETS2 ハンコン改造シリーズ 外注編

  どうも、け~えすです。
  今回はハンコン改造シリーズの番外編です。 今までは自分で改造してたんですが、自分で出来ない部分の改造とか、入手困難だったパーツの購入等を行える所が見つかったので、お願いしてみました。
  実際の手続きの流れから、改造した部分のレビューっぽい物、購入パーツの紹介を行っていきます。


改造依頼先の紹介

  今回お願いしたのは「KTS」さんです。 HPはこちらです。 
  G25/G27の修理をメインで行われている所でして、個人で運営されています。

  対応出来る修理個所も多岐に渡り、ハードに使うとすぐ壊れるエンコーダー(センサーギア)は純正のプラスチック製ではなく、海外生産の金属製を使っているとの事。
  また、各種配線引き出し・(在庫があれば)基板交換・ブレーキ抵抗の電子化等も対応可能です。

  修理や改造の範囲につきましては、HP上部の「修理・改造内容」をクリックしてご確認ください。
  また、気になる費用についても、同じページの下の方にPDFのリングが貼ってます。 修理金額(部品代・工賃)もあらかじめ決められてますので、依頼時の予算建てがすごく楽です。

  今回け~えすがお願いしたのは、「シフトのテンションアップ」と「ハンドル変換ボス購入」の2つです。
  本来ハンドルボスは本体をお送りする必要があったのですが、事前打ち合わせでハンドルボスのみの購入もOKとのお話になりましたので、シフト改造の返送時に同梱でお送り頂く事になりました。

改造依頼の実際の流れ

  最初にKTSさんのHPにある「注文・見積」にあるメールフォームで、依頼内容の相談をお送りしました。
  その後数回に渡り質問をさせて頂き、納得が出来たので正式に依頼する事にしました。

  テンションアップはパーツがあるので良かったのですが、変換ボスは取り寄せで時間が掛る事が解ったのと、基本的に取り寄せパーツがある場合は入金後の発注になるので早めの入金が良いとの事でしたので、先に入金を済ませてから時間差でシフト部を発送する事にしました。

  ちなみに往復の送料は依頼者負担で、発送は元払い・返送は着払いになります。

  こちらの事情でシフト部の発送が遅れましたが、丁度変換ボスが届いたあたりでシフト部の発送を行う事が出来ました。 改造自体は2~3日程度で終了し、終了後にすぐ当方へ返送して頂けました。

  改造個所やパーツの入手状況で変わるようですが、自分の場合は月曜日発送でその週の土曜日には手元に戻りました。 想像以上に早かったですw

  また、到着・発送時にはメールでしっかりと連絡を頂けましたし、HP上で作業状況の進捗を公開して頂けてるので、色んな意味で安心出来る環境を作られているのにも感心しました。

ハンドル変換ボス

  G25/G27で実車のハンドルを付けるには色々と改造が大変です。 その辺りはこのBlogでも取り上げてますが、またあの作業をしろと言われたら正直イヤですw
  外品の専用変換ボスは国内・海外で実際に売られてますが、総じてお値段が高いのもあって手が出しにくい状況でした。

  国内の場合はヤフオクに変換ボスと延長パドルシフトのセットが売られてまして、金額は7000円台。 カーボン製ってのもありまして、お値段としては全然高くないのですが、パドルシフトはいらないのでどうしようか悩んでました。
  海外の場合は金属・アクリル製で数種類見つけましたが、すべて現在の為替レートで1万円以上+送料(DHL等)ですので正直高いです。

  KTSさんの変換ボスは2000円台と非常に安く、失礼ながら「これだったら失敗してもいいか」と思い注文を致しました。

  厚さ5mmの金属製変換ボスとネジ2種類が入ってました。
  厚みが薄い為、元々使っているハンドル用のネジを使う事が出来ないので、黒色のネジを使って止めます。

  ハンコン側の取り付け穴が広いので、個体差があってもしっかりと取り付けできるようになってます。
  また、ハンドル側の方もMOMO用とナルディ用の2つに対応してますので、大抵のハンドルをそのまま付けることが可能です。 ハンドル取り付けネジは銀色を使います。

  薄さ・軽さの割には剛性がありますので、やはり金属製ボスの方が良かったと実感。
(木材で自作した事があるのですが、精度が出ない&無理したらすぐ割れたのでやめましたw)
  厚みが5mmと薄いので、ハンドル本体に付けたレバー類も操作感が変わることなく普通に使えました。

  使ってみた感じも悪くなく、値段で考えると非常にいい製品だと思います。
  2枚目の写真は1回ハンドルを取り付けてから「あっ! ボスの写真を撮り忘れた」と気付いて外した際の写真ですが、すでに塗装がハゲてます。 そして小さいバリがそこそこある上に全部塗装が乗ってました。 その辺は割り切って自分で対応しましょう。 なんせ安いんだからw

  って事で、値段で考えると選択肢に入れても申し分ないパーツです。 外品ハンドルに交換を考えてる人は一度検討されてみてはいかがでしょうか。

  改造方法が解らないって人は、本体をKTSさんに送れば変換ボス取付もして頂けますので、自身の無い人も安心して相談してみて下さい。

注意:変換ボスは基本取り寄せ商品で、取り寄せに2~3週間掛ります。
    また、取り寄せ商品は入金後に取り寄せ開始となりますので、事前に相談しましょう。

シフトのテンションアップ

  ハンコン1号機(Blogでいろいろと無茶な改造をされてる方w)なんですが、最近シフトフィールがふにゃふにゃなってきちゃったんですよ。
  今の所シフトノブに軽量の物を使ってるので問題ないのですが、クリスタルノブの長い奴とかSKRS等を導入した時に悲惨な事になりそうな気がしたので、KTSさんでテンションアップ加工を依頼しました。

  文字でのインプレなので非常に解りずらいと思いますが・・・
  最初はこなれて無いのもあって、全体の動きがめっちゃ渋かったんですね。 正直「こいつは失敗だったか」と思ったほどです。
  2時間ほど遊んでから気付いたのですが、全体に慣らしが終わったのかスムーズに動くようになってました。(やっぱ慣らしは必要やねw)

  左右についてはテンションアップの効果は出ないと言われてましたが、若干ですがテンションが上がってます。
  これは輪ゴムを使って「どこまでゴムを引っ張ると動くか」ってテストを事前に行ってまして、輪ゴムで数cm強く引っ張ると左右に動く事を確認しております。
(もしかすると、グリスアップによる抵抗が増えただけかもしれません。)

  前後についてですが、こっちはもう本当に「触ったらわかる!」ってレベルではっきりと変化が解ります。
   前側にシフトを動かす場合、動かし始めがしっかりと重く、そこから先はノーマルより若干重い感じでした。ニュートラル付近にガタ付きが全然ないので、フィーリングがすごく良く感じます。
  但し、テンションが上がった分だけ操作音も大きくなりました。 自分はフェルト等で静音化してあるのですが、それでも音量が上がったのが解るレベルです。

  シフトフィールがヘタってきた人や、重量級シフトノブを使ってフィールが悪くなってる人は検討されてみてはいかがでしょうか。

最後に

  レースゲームの目的であればG29も選択肢に入るのですが、自分みたいなトラックシミュをメインで使用する場合、やはりG27はボタン配置も含めて非常に使いやすいハンコンです。
  しかし、Logicoolは保証期間内であれば修理・交換対応をして下さいますが、保証切れの場合はパーツ1つでも対応して下さる事はありません。

  それでもG27を使い続けたいって人の駆け込み寺として、KTSさんは非常に有用な依頼先だと思うのです。
  KTSさんのHPには、改造・修理の事以外にもG25/G27向けのトラブルシュートやTips等も色々とありますので、同機種をお使いの方は一度見に行く事をお勧めしておきます。


  修理・改造を依頼される場合、メールフォームを送る前に必ず「about」を読んでおきましょう。
  お一人で運営されている関係上、長期休業をされている事もありますし、一度に3台までしか作業を行わない等の制約もあります。 状況によってはメール返信なども遅くなる事もあるでしょう。
  KTSさんは個人でされている事を良く理解し、余裕を持った対応を心掛けて下さいますよう、個人的にお願いする次第です。


  最後に、今回の記事を書くにあたり、内容の公開を快く許可して頂きましたKTSの中の人に心よりお礼を申し上げます。
  またお世話になるかと思いますが、その時もよろしくお願いいたしますね。


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