昨日ベルークト氏のニコ生(コミュニティへのリンク)にお邪魔した際にお聞きしたのですが、Virtual Speditor(以後ETS2RM)がバージョンアップされてました。
1.27登場時に最新版がUpされましたが、重大なバグがあった為に公開停止されており、その後自分も確認に行ってませんでした・・・
って事で、若干内容も変わっていたETS2RM Ver1.8の紹介です。
ETS2RMってなに?
ゲーム内のフレイトマーケットに、任意の荷物を出現させる事が出来るツールです。出発地・到着地・輸送貨物を自分に好きに設定する事が可能で、それをセーブデータに書きこむ事でゲーム内に出現させます。
TEDITと違ってゲーム内の正規の荷物ですので、荷扱いなどは必須になります。
導入方法
ソフトの起動にJAVA(JAVAアプレットではなくJAVA本体)とVC++2012(32bit)が必要です。JAVA Ver1.2以上である事。 セキュリティ面から最新版への更新必須。
https://www.java.com/ja/
Visual C++ Redistributable 2012 (32 bit) OSが64bitでも32bit版を導入して下さい。
https://www.microsoft.com/en-US/download/details.aspx?id=30679
上記リンクに飛んだら、「Select Language」をJapaneseに変更し、日本語表示に変わったらすぐ右のダウンロードボタンを押して下さい。 「VSU4\vcredist_x86.exe」にチェックを入れてDLして下さいね。
上記二つを入れ終わったら、今度はETS2を起動させます。 起動してETS2RMを使いたいプロファイルをロードし、コンソール画面を開いて以下のコマンドを打ちます。
g_save_format 2
入力が終わったら「g_save_format」(数字無し)と入力して下さい。 現在のフォーマット番号が表示されるので、2になっている事を確認しましょう。
成功してたらETS2を終了させて下さい。
次にETS2RMをダウンロードします。
SCS公式フォーラムにあるこのスレッド(リンク)からダウンロード可能です。
必ずVer.1.8を落としましょう。 ダウンロードしたら任意のフォルダに解凍して下さい。
解凍したら任意の場所にコピーしましょう。 出来ればDドライブ直下とかに置くと、トラブル防止にもなるのでお勧めです。 絶対に2バイト文字をフォルダ名に入れないでくださいね。
コピーしたフォルダの中に「Virtual_speditor.exe」があるので、デスクトップにショートカットを作っておくと一々フォルダを開きに行かずに起動できるので便利です。
以上で導入が終了です。
操作方法
実際に起動してみましょう。 ETS2RMを起動する際は、必ずETS2を終了させておいて下さい。最初に赤枠のボタンを押して、ETS2RMを使いたいプロファイルのセーブデータを選択します。
この際必ず「autosave」フォルダを指定する必要があります。
大抵は「マイドキュメント\Euro Truck Simulator 2\profiles\(プロファイル名)\save\autosave」になると思います。
プロファイル名が乱数表示の為、どれがどれだか解らない!って人も多いと思います。
その時はETS2を起動させてその使いたいプロファイルで起動し、ちょっとだけ運転してから終了して下さい。
その後マイドキュメントの中のプロファイルフォルダがある所を開きます。 後は更新日時を見て一番新しいやつが目的のフォルダだと解るはずです。
更新日時? んなもん表示されてへんぞ! って方、エクスプローラー右上に「表示方法を変更します。」ってボタンがあるんですよ。 ボタン自体は絵なんですけどポップアップでさっきの説明が出ます。 そいつを押して「詳細」にすれば更新日時も表示されますよ。
指定が出来たら緑枠のLoadボタンを押しましょう。 導入方法とフォルダ指定が成功していれば以下のSSの様になるはずです。
(若干UIが変更されてますね・・・ 今回からかな?)
とりあえずUIの説明に入りますが
赤枠:上段が出発都市、下段が出発企業
青枠:上段が到着都市、下段が到着企業
緑枠:荷物
黄色:到着都市・到着企業をソートする設定
セーブデータの状態にもよりますが、大抵出発地は現在居る都市名になっていると思います。
後はその他のデータ(出発企業・到着都市・到着企業・輸送貨物)を設定し、その下の「Add Cargo」ボタンを押します。
この状態でAdd Cargoを押すと以下のようになりました。
Add Cargoボタンの下に、1行何か増えてますね。
ここに先程設定した出発地~到着地の工程・貨物・距離が表示されているはずです。
この状態でSaveボタンを押すと、今回設定した荷物がセーブデータに書きこまれます。
今回は1回分で終わってますが、複数の荷物を一気に作成する事も可能です。
ETS2RMのConfig.cfgについて
このファイルはテキストで書かれているので、メモ帳等で編集可能です。解る部分だけ解説すると
・1行目
最初に設定したautosaveフォルダのフォルダパス
・job pickup time:72
荷物の配送時間。 ETS2RMは距離やフェリー使用等は考慮せず、一律ここで設定された時間を代入します。 超長距離輸送を行う場合は、ここの数字を変更しましょう。 この設定だと72時間の猶予があります。
・propose randoms:1
Add Cargoボタンを押した後、到着地と到着企業がランダムに変更されます。 スイッチを0にするとランダム変更をしなくなります。
・Language:0
表示言語を変更します。 残念ながら日本語には非対応です。
対応している言語に変更したい場合は、Readmeの一番下を読んで各自設定して下さい。
・loop:0
ここの数字を増やす事で、その回数に達すると最初の出発地・出発企業が到着地・到着企業に代入されます。
例えば3にした場合、連続で荷物を作り、3回目の貨物設定を行うと設定に関わらず到着地・到着企業が最初に出発した都市と企業に強制変更されます。
・cargo File only:0
config.cfgと同じフォルダにあるcargo.filファイルに設定されている貨物種別のみを設定できるようになります。 このファイルもテキストエディタで編集可能です。
但し荷物種別を設定する際、ゲームの設定ファイルで使われているカーゴ名で書く必要があるのでご注意ください。
これ以外の項目については現時点では不明です。
FAQ
Q:起動しない 起動してもフォルダ選択出来ないA:JAVA、又はVC++が正常にインストールされてません。
Q:フォルダ設定してもエラーが出て設定が進まない
A:2つの可能性があります。 「フォルダの指定を間違っている」又は「セーブフォーマットが2になっていない」です。
Q:荷物種別に使いたい貨物が出てこないんだけど
A:ETS2RMはセーブデータにあるデータを取得して表示させている関係上、そのセーブデータのフレイトマーケットにその荷物が1つも出ていない場合、ETS2RMでもその貨物の設定が出来ない様になってます。
cargo.filを設定するか、ゲーム内で時間を進めてその荷物がフレイトマーケットに出たのを確認してからセーブするかのどちらかになると思います。
cargo.filの記述については、Virtual speditor (ETS2 RootMaker)の使い方 その2にもうちょっと詳しい事を書いてますので、そちらもご参照くださいませ。
Q:ETS2RMで貨物を設定した後にマルチに入ったら荷物が出てこない
A:ゲーム内時間とマルチのゲーム内時間は同期しておらず、高確率で荷物が消えます。 一度マルチに入ってから時間同期を行った後に一度終了し、その後ETS2RMを起動させる必要があります。
不明点や質問はコメントでお気軽にお聞き下さい。
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