ETS2 Virtual Speditor Ver.2.10でカーゴマーケットに対応!

どうも、け~えすです。

貨物制作ソフトの1つであるVirtual Speditorがバージョンアップし、今回から条件付きながらカーゴマーケットの貨物を作成できるようになりました。

UIも色々と変更されているので、改めて解説したいと思います。



Virtual Speditorって何に使うソフト?

フレイトマーケットの貨物を自分で作れるソフトです。

自分がこのソフトをよく使うケースは、
・マップ埋めの時に、現在いる都市から行きたい方向に貨物がない
・走行会で出発地から目的地までの貨物がない
・実績解除のために特定の貨物を使いたいとき
ってところでしょうか。

出発都市と会社、到着都市と会社、貨物種別、トレーラー種別、緊急度の選択が可能であり、セーブデータを直接読み込んで対応するため、その都市に存在しない会社を選択する危険性もありません。

設定した貨物はフレイトマーケットの中に登録され、通常のやり方で荷物を取りに行けます。

アップデート内容

Ver2.06との比較になりますが、
・カーゴマーケット向けの貨物制作が可能に
・上記に伴うUIの一部変更
となっております。

カーゴマーケットへの対応ですが、フレイトマーケットとちょっと手法が違っています。
フレイトの場合はフレイトマーケットに貨物が登録される状態になりますが、カーゴの場合は「設定した貨物を受注している状態」にします。

ただし、ゲーム上では正式な積み込み可能状態と違う状態になっているため、以下の仕様があります。
・すでに積み込み可能状態になっているが、会社の出入り口の緑のアイコンは表示されていて仕事を受けれる状態になります。 新たに仕事を受けると問題が発生する可能性があるとのこと。
・荷受け先へのGPSルート案内が出てこない。 これはバグらしいのですが、現状では対策が出てこないそうです。 手動で行き先を設定することは可能です。
積み込み後のルート表示は問題ありません。

作者のコメントには、「フレイトマーケットと同様にカーゴマーケットの中に仕事を作りたかったが入れなかった。 なのでその仕事を請け負った形で実装しました。(意訳)」とありました。 かなりアクロバティックな方法だなと思いますw

ダウンロードとインストール

SCS公式フォーラムのこのスレッド(リンク)からダウンロード可能です。
ダウンロード後に任意の場所に解凍してください。

また、Visual C++ Redistributable 2012 Libraries(32bit)が必須となります。
VC++のダウンロードはこちら(リンク)
(ダウンロードを押した後に出てくる項目で、VSU4\vcredist_x86.exeをダウンロードしてください。)

使い方

解凍したフォルダにあるVirtual_speditor.exeを起動してください。
最初にセーブフォルダを指定します。

セーブフォルダの指定ですが、デフォルトであればマイドキュメントの中にセーブデータが入っています。
(ドライブ名):\(マイドキュメント)\Euro Truck Simulator 2\profiles\(プロファイル名)\save\(セーブフォルダ名) となります。

Virtual Speditor側もバックアップを作成してくれますが、自分はデータが飛ぶと怖いのでクイックセーブを作ってそこで変更するようにしてます。

セーブフォルダを指定したらロードボタンを押します。
独自のデータベースを作成したりするので、以前のVirtual Speditorよりロードが若干長いです。

ロードが終われば設定画面が出てきます。
最初はフレイトマーケットでの貨物設定を説明します。
(ほぼ以前のVirtual Speditorと一緒です。)

枠の色で説明していきます。

灰色:フレイトマーケットの場合は左側にチェック(どちらか1つのみチェック可能)

赤色:ソート設定
・国と会社は、到着側の都市名や会社名をソートするための物です。
・「ランダムに会社を選ぶ」をチェックすると、出発の都市や会社を選択した際に、到着地の会社をランダムに自動選択してくれます。
・会社を除外  よくわかんない・・・
・Trailer selector トレーラー種別のソートができます。

緑色:ルート・貨物設定
ルートや貨物が設定できます。 出発都市→会社→到着都市→会社→貨物の順に設定するとスムーズにできます。
Trailer Definitionは、貨物を設定すると自動的にその荷物にあったトレーラーを選択可能になります。

青色:設定した貨物を一覧に追加する。
茶色:上記で設定した貨物の情報が表示される。
Virtual Speditorは一度に複数の貨物を設定可能なので、貨物を追加ボタンを押すたびに茶色の枠に貨物が追加されていきます。 この時点ではまだセーブデータに記録されておりません。

紫色:セーブボタン
セーブデータに設定した貨物データを記録して保存します。 セーブごとにバックアップファイルが自動生成されます。

次にカーゴマーケットの設定方法です。


灰色:カーゴマーケットの場合は、右側の方にチェックを入れる

緑色:ソート設定
基本はフレイトマーケットと一緒。ただし、カーゴマーケットの時はMap selectorの設定も必要。
このMap selectorはVirtual Speditor独自の設定ファイルで指定されており、違うマップデータで設定すると、カーゴマーケットの荷受け先の駐車エリアの表示が変な場所に出てきたり、最悪表示されないってケースもあるみたいです。

現状では以下のバージョンやマップMODで対応可能です。

バニラ(マップMODなし)ETS2 Ver1.35 同1.36

ProMods Ver2.41 同2.42(ETS2 1.35Only) 同2.43

RusMap Ver1.90 同2.00

ProMods+RusMap ProMods2.41+ProMods
上記の物以外のマップMOD、及びATSでのカーゴマーケットへの対応はされておりません。
また、このMap selectorデータはETS2やマップMODのバージョンアップがあると使えなくなる可能性があります。 作者さんのアプデ待ちになりそうな予感ですね。
(Map selectorはマップ座標データなんで、駐車座標が変わらなければ使えそうな気はしますが・・・)

赤色:ルート・貨物設定
ここもフレイトマーケットとほぼ一緒なので割愛。
Trailer selectorはカーゴマーケットでは設定しても意味はありません。 放置でOK。

紫色:セーブデータへの書き込み
フレイトマーケットと違い、このボタンを押したらすぐセーブデータに書き込まれます。
設定ミスに十分注意してから押してください。

使ってみた感想

最初はちょっと操作に戸惑いましたが、すぐになれると思います。

カーゴマーケットで貨物を作ってみましたが、フレイトマーケットと同様に「会社ごとの貨物種類の縛りに関係なく貨物が作れる」のは本当に素晴らしいです。
ITCCにログトレーラーで乗り付け、丸太を積んで出発していくのは正直笑えますw

試しに以下の状況で貨物を作ってみました。

現在位置:アクラネース
出発地:ボルンガルヴィーク port_bolun
目的地:アークレイリ samskip
貨物:Log(丸太)

クイックセーブを使って貨物を作り、ETS2を起動してからクイックセーブデータをロードします。
運転画面からメニュー画面に移動するとこんな感じでした。

画面左上に、現在受けている仕事が表示されており、それはVirtual Speditorで設定した内容になってました。
また、ワールドマップを見てみましたが、こんな感じになってます。

念のためスクショに現在位置・出発地・目的地を赤丸でしるしをしてます。
見ての通りGPSのルート表示がされてません。 手動でピンを打てばルートが出ますので問題はないです。 ひと手間増えただけですね。 荷受けをすると目的地までのルート案内はきちんと出ますのでご安心ください。

20/01/12追記
自分はよくボルンガルヴィークのsamkaupへの納品ルートで遊ぶんですが、Virtual Speditorでここを発着する貨物を作るとエラーが出るんです。

(質問用に作ったものなので、余分な文字が入っているけど気にしないでw)

作者さんにSCSフォーラムで聞いたところ、以下の回答を頂きました。
this message means, that particular company isn't available in map file. Why? Because some companies from mods (like ProMods) does not keep standard of SCS with loading/unloading points or isn't properly prepared for own cargoes (like gas station in France - they can be choosen, but you don't have markers to load/unload). Thus, my tool to create map coordinates couldn't figure out coordinates and company is missing from map file for Speditor. Nothing I can do about it.
(Google翻訳)
このメッセージは、特定の会社がマップファイルで利用できないことを意味します。どうして? MOD(ProModsなど)の一部の企業は、ロード/アンロードポイントでSCSの標準を保持していないか、フランスのガソリンスタンドなど、自分の貨物に対して適切に準備されていないため、選択できますが、ロードするマーカーがありません/ unload)。したがって、マップ座標を作成する私のツールは座標を把握できず、Speditorのマップファイルには会社がありません。私はそれについて何もできません。
VS側の問題ではなく、ゲーム側の実装の問題だったみたいです。
この会社だけでなく、他の場所でも発生する可能性はあると思いますので、注意喚起を含めて追記いたしました。


ちょっと駆け足でテストしたんで、内容に抜けがあったらごめんなさい。


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