ETS2 Status Change Announcer 導入手順の紹介

どうも、け~えすです。
今回はETS2 Status Change Announcer(以下SCA)の導入方法を紹介して行こうと思います。
ボリュームが増えたので、導入方法と設定の2部構成で書いて行きます。

SCAは現在「評価トライアル版」として公開されており、不具合等が残っている可能性もあります。
いわゆる「安定版」ではございませんので、使用につきましては自己責任でお願いいたします。

ご注意:当記事は2017/12/24頃に作成されており、当日、若しくはそれ以降の最新Verとは内容が違っている部分があるかもしれません。 ご了承くださいませ。
 
追記1:2018/01/02 本文に作者さんの紹介動画のURL等を追加。

1.ETS2SCAって何が出来るの?

このソフトは、ETS2 telemetry server(以下ETS2TS)から送られてくる情報を読み取り、ETS2のゲーム内の状況変化に併せて、あらかじめ作って置いた音声ファイルを再生させるソフトです。
うん、すっごく意味が解りにくいね、この説明w

例えば、現在ETS2内の一般道を走っています。 現在の制限速度は60kmとします。
途中で制限速度が50kmになったとします。 このタイミングでSCAが制限速度が変わった事をアナウンスします。

速度制限の変化以外のアナウンスの一例として、速度超過・クルーズコントロール開始や終了・
ワイパー動作・時報・燃焼残量とかもあります。
これ以外にも色んなアナウンスが設定されていますので、アナウンス全部載せ+発動間隔を短めにすると、もう煩いぐらいにアナウンスが流れますw 多分途切れず鳴りっぱなしにも出来るはずw

追記:本記事の公開後、SCA作者のうなちょさんが説明動画を公開されました。
【ETS2】ETS2SCA説明&クリスマス配送残業終了【ETS2SCA】 (ニコニコへのリンク)
言葉じゃ伝わりにくい所も多々ありますので、SCAに興味がある人はこちらの動画も見られると良いかと思います。 機能説明、及び実際の動作状況が見れます。

現時点ではETS2専用ソフトとなっており、ATSで使うとSCAが正常動作しないor落ちる状態だそうです。 現時点ではATSへの対応は未定との事。
追記:最新版の1218dbでATSに仮対応(一応動くよ版?)したとの事。 但し今回はATS用の導入手順は書いておりません。 殆ど手順は変わらないと思うので、Readme等を読めば出来るかと思います。

また、本ソフトは現時点で「評価トライアル」版として公開されており、当分クリティカルなバグ等を除きバージョンアップは暫く凍結される予定です。
当面は開発をクローズド環境下で行い、ある程度状況が整ったら再度公開を予定しているとの事です。

2.必要なソフトの入手方法

ETS2SCA本体 ツイッターのうなちょ_ETS2SCA配布さんで配布中です。 固定ツイートにDL先が載っておりますので、そこから必ず最新版をダウンロードして下さい。
(今回使用しているのは 「ETS2SCA_評価トライアル版20171218da」です。)

WAVE音声出力ツール ETS2SCAで使えるようにするWAVEファイルを自動製作するソフト。 因幡ここねさんが制作されました。 DL先ははETS2SCA配布の固定ツイートにありますので、こちらも併せてDLして下さい。 現時点では「棒読みちゃん」「VOICEROID+(EX)」「VOICEROID2」用の物が用意されてます。   

補足:SCAは上記WAVE音声出力ツールで作ったアナウンス音声以外でも使用可能です。 SCAのReadme等を読んで頂くと、どんな形のデータなら使えるのかが解ると思います。 作者さんは「ユーザーさん独自の音声を使ってもらって、色々と楽しんで頂けたら嬉しいです。」って言われてました。

なお、VOICEROIDの音声データは基本的に第三者への配布はNGです。(VOICEROID制作メーカーからの正式表明)
 自分の声を録音したデータとかならOKですが、例えばアニメとかの他人の制作物を録音した物や、VOICEROID等で作った音声をを配布するのも(ほぼ)著作権に引っかかります。

この辺りは非常にナーバスな問題に進展する事が多く、ソフトの公開、又は開発中止に繋がる事になるかもしれません。 同梱の利用規約やReadmeを良く読んで正しくお使い下さいませ。

ETS2TS  ETS2本体とSCAを繋げるソフト。 本来はETS2のデータを常時監視し、コンソールパネル(速度メーター)等をWEBブラウザ上に表示させるソフト。 DL先は制作者さんのGitHubです。
リンクで飛んで頂いたら、画面右側に緑色で横長のボタンがあると思うで、それを押して下さい。
窓が下に伸びますので、一番下の右側にある「Download ZIP」 を押すとDL出来ます。

VOICEROID 又は 棒読みちゃん
今回は音声読み上げソフトを使ってアナウンスデータを制作する方法を紹介します。
VOICEROIDは有料ソフトですので、お持ちでない方は棒読みちゃんをご用意ください。
棒読みちゃんと使う場合は、必ず最新版(現時点ではVer1.11.0β16)をお使い下さい。

上記ソフトをDLされましたら、適時解凍を行って下さい。

3.音声データの作成

棒読みちゃんをDLしたら解凍して下さい。 棒読みちゃんを起動すると、初回のみアドオンのインストールを促すウィンドウが出て来ますが、すべていいえで処理して下さって問題ありません。

棒読みちゃんが正常に動作するかどうかを確認する為、読み上げと保存を行ってみましょう。


赤枠の部分に読みあげたい文章を入力します。 入力したら左上の青枠のボタンの左側を押して下さい。 文章を読み上げるはずです。 その後は青枠右側のボタンを押して、適当なファイル名で保存してみて下さい。 Wave形式で保存されてますので、適当な音楽再生ソフトで再生可能です。

次に Wav音声出力ツールを解凍します。 中に「ETS2SCAアナウンス用語.txt」がありますが、古いVerだと思うので、ETS2SCAの「ets2sca_voice設定変更用」に入っている同名ファイルを上書きして下さい。 (1218dbだと「ETS2SCAアナウンス用語_ETS2のみ.txt」に名前変更されてます)

また、「棒読みちゃんからWav出力設定.ini」も古いと思うので、ETS2SCAの「ets2sca_voice設定変更用」フォルダに最新Verがあるはずなんでそれも上書きしておきましょう。

あと、「棒読みちゃんからWav出力.exe」と「棒読みちゃんからWav出力Ver2.exe」がありますが、最初は普通のVerを使って下さい。 もし出力出来ない等の問題が発生した場合はVer2を使って下さい。

このEXEと同じフォルダに適当な名前でフォルダーを1つ作って下さい。

では、棒読みちゃんが起動している事を確認し、その後Wav出力EXEを起動して下さい。
起動するとアナウンステキストの場所を聞いてくるので、先程上書きしたアナウンスTXTを指定して下さい。
次に出力フォルダを聞いてくるので、さっき作ったフォルダーを指定して下さい。
ここで指定した後にOKを押すと、出力が開始されます。

出力が始まったら色々とウインドウが出てきたり消えたりしますが、動作が出力が終わるまでPCを触らないでください。 他のソフトとかを操作すると出力ツールが止まる可能性が非常に高いからです。 この動作は数分~数十分掛りますので、気長に待って下さいませ。

出力が終わったら、さっき作ったフォルダにWavファイルが出来ているか確認して下さい。 

(本来はもっとファイルがありますが、とりあえずのイメージ図)
 出力が完了すれば、棒読みちゃんを終了させて下さい。 これ以降は特に使う事はありません。

 4.ETS2TSの導入

ETS2TSをDLして解凍して下さい。 解凍したら中のserverフォルダに入ります。
「Ets2Telemetry.exe」がありますので、これを起動して下さい。
初回起動時のみセットアップ作業が必要になりますが、出てきたウインドウの「Install」ボタンを押すだけでOKです。

うちの環境では以前からETS2TSを使っている為に出てこなかったのですが、本当に初めてインストする場合はETS2/ATSのプログラムがあるフォルダの指定が必要だった気がします。 
Steamのインストフォルダを変更していなければ、C:\Steam\steamapps\commonにETS2やATSがありますので、このフォルダを指定すればOKのはずです。
 
セットアップが終われば、以下の画面になると思います。

この画面が出たら起動完了です。

動作確認をしたいのですが、色々と説明が難しいので簡単に書いておきます。
赤枠の部分をクリックするとブラウザが起動すると思います。 色んな車種のメーターが出てきてると思うので、好きな物を選んで下さい。
その後ETS2を起動して適当なトラックを運転すると、ブラウザに表示されているメーターが連動して動くはずです。
複数画面をお持ちの方じゃないと確認がし難いと思いますが、こんな感じで動作チェック可能です。

5.ETS2SCAの導入

最後にETS2SCAを解凍します。 解凍したら以下の感じになっていると思います。

(これは ETS2SCA_評価トライアル版20171218daの物になります。 最新版だと違っている部分があると思います。)

最初にWav出力ツールで作ったWavファイルがあると思いますが、それをすべて「Resource」フォルダにコピーしておいてください。

ETS2TSを起動している状態で、ETS2SCAを起動させると準備完了です。
後はETS2を起動して動作チェックをしてみて下さい。 トラックを動かせば色々とアナウンスが再生されると思います。

ETS2SCAの設定関連は、次の記事に纏めようと思います。 良かったら見てやって下さい。



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